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『羽根と根』創刊号の通信販売のご案内

大変長らくお待たせいたしました。『羽根と根』創刊号の通信販売を開始いたします。

創刊号には同人の15首連作が掲載されております。詳細はこちらの記事をご確認ください。

ご注文を希望される方は

1.お名前(ふりがな)
2.ご希望の冊数
3.ご住所

を明記の上、
hanetone☆gmail.com(☆を@に変えてください)
までご連絡ください。折り返しお支払い方法などをお知らせいたします。
頒価は1冊400円(送料込)です。なお、振込手数料はご負担ください。

たくさんのご注文をお待ちしております。
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上本彩加の二日酔い

5月14日(水)

二日酔いがひどい。今現在、二日酔いがひどいというわけではなく、お酒を飲むたびに必ず二日酔いになり、その二日酔いがひどい。
独り暮らしの部屋の景色にもちろん私の姿以外はなくて、とりあえず吐き気と格闘し、身支度をする。ぼやけた視界のなかでいつもより動きが鈍い腕をうごかし眉毛だけ書いて学校へ。(就活メイクの練習で眉毛の黄金比導き出すために剃ってたら、眉毛がない。)そこで友達と話して初めて、発した言葉がズレを持つことを認識する。


一人でも生きられるけどトーストにおそろしいほど塗るマーガリン(佐藤りえ『フラジャイル』)


生きられるのである。一人で。ただふとしたときに、一人であることをあまりに強く実感する。たとえば、マーガリンの賞味期限がふと目に入ったとき。独り暮らしでトーストを食べる時、一枚消費するのが普通だろう。多くて二枚なのかな。(あやかは断固しろめしに味噌汁。)だからマーガリンなんて、そもそも減らない。賞味期限までに使い切らなきゃいけないという義務感によって、一枚のトーストに「おそろしいほど」マーガリンを塗ってしまうのだろう。食事への楽しみをもった充実というより無機質な「生」を感じるしかない、そんな歌だ。自分という主体を詠んでいるのに自らの視点を一歩離した場所に置いていることによる「おそろしい」という把握だ。「生きる」ことに付随するあらゆる感情を取り除き、「生きる」という意味以上でも以下でもない「生きる」という言葉のニュアンスを出しているように感じる。そうなんだよなあ。生きられるんだよなあ。生きられるん、だけど、なあ。


生きられるんだけど。ふと実感する「一人」は今まで「一人」であった事実を誇張してきて、一気にまわりが遠くなってしまう気がする。

二日酔いのときも、人と話せば、なんとなくそれまで一人であったことを実感する。まあ、飲んで帰宅して記憶もないまま素っ裸で寝ていたときは、一人でよかった、と思ったけど。

第十八回文学フリマ(2014/05/05)に参加します

羽根と根は2014年5月5日に開催される第十八回文学フリマに参加いたします。ブースはFホール(2F)【ウ-27】です。
初めてのイベント参加となります。どうぞよろしくお願いいたします。

●頒布物

◇新刊

『羽根と根』創刊号【300円】

◇委託品

•『京大短歌』20号(京大短歌:阿波野・坂井が参加)【500円】

•『Lowheel#2』(小野みのり・深見あす香・結樹双葉)【無料】

●同人の参加作品

•ウ-32 北海道大学短歌会様 『北大短歌』第二号(真武)

•ウ-35 金魚ファー様 『金魚ファーラウェイ』(坂井)

•ウ-36 手紙魔まみトリビュート企画様 『手紙魔まみ、わたしたちの引越し』(佐伯)

•ウ-39 岡山大学短歌会様 『岡大短歌』二号(上本)

•ウ-40 東京大学本郷短歌会様 『本郷短歌』第三号(七戸、服部)

•オ-21~22 TOLTA様 『トルタの短歌』

また、文学フリマには参加されていませんが、早稲田短歌会様の機関誌『早稲田短歌』43号に佐伯と佐々木が作品を掲載しております。

『羽根と根』創刊号

⚫︎2014年5月5日発行

◇作品15首
服部恵典「春生まれは嘘がつけない」
上本彩加「ロストヴァージン」
阿波野巧也「モード」
佐伯紺「日一日」
坂井ユリ「鳥籠の樹」
七戸雅人「果樹園の魚(うを)」
佐々木朔「往信」

◇同人紹介

⚫︎A5版/本文32ページ/300円

編集・発行人 佐々木朔
表紙デザイン 佐伯紺
プロフィール

Author:羽根と根
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